ガンジーセーターは漁師のために作られたセーター
極寒の海で雨風や波しぶきから船乗りの身を守るため、油分を多く含んだ
ブリティッシュバージンウールの太番手毛糸に強い撚りをかけて固く編み上げられています。
丈夫であることはもちろんのこと、保温性・耐湿性にもすぐれています。
長年着ても型崩れせず、使い込むほどに持ち主に馴染んでいく一着
特徴的なディティールもたくさんあります。
漁師たちが毎日着れるように、汚れたら前後を逆でも着れるよう前後同じパターンになっていています。
アームホール付近や裾に施された独特な編み模様。
昔はこの編み模様が漁師たちの、各家庭でオリジナルの模様を編んでいたそうです。
袖は可動域を広くするため施されているガゼット(補強等の切り替え)は
デザインのアクセントにもなっています。
また、袖付けはひとつひとつ手仕事で仕上げられています。
1800年代から続く伝統的なアイテム。今シーズンは敢えてトラディショナルなアイテムに
ポップなカラーリングで、ブラウンとミントグリーンのボーダーをセレクトしました。
ミントグリーンと聞くと派手なイメージもありますが、ブラウンのベースにピッチの細い
ボーダー柄なので、コーディネートにも取り入れやすいカラーになっています。
実際にイギリスの漁師がこんなボーダーのニットを着ていたら、凄いチャーミングに違いない。
普遍的なガンジーセーター。着用を重ねていくことで自分の体に馴染み、経年変化を楽しめるので
年々愛着が増して、きっと手放せない一着になります。
Le Tricoteur | ル トリコチュール
1964年、イギリス・ガンジー諸島で設立され、古くから伝わる伝統的なガンジーセーターだけを作り続けているメーカー。
ガンジー諸島はフランスとイギリスのちょうど真ん中に位置するチャネル諸島の一つであり、
そこで生まれたセーター「ル・トリコチュール」はイギリスでありながらフランス名を持つ。
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